日本伝統の「あこや真珠」

 

日本に伝存する最古の正史「日本書記」にも登場する真珠。
1893年にあこや真珠の養殖に成功して以来、日本の成人女性を美しく飾ってきました。

日本の形式に欠かせない真珠ネックレス

身に着けるシーンは「慶事(結婚式や子供の入園、入学、卒業式)」や「弔事(仏事、法事)」など。
成人、ご結婚などの人生の節目に母から娘への贈り物として用意されます。


真珠の評価項目

< 巻き >

真珠層の厚さのことです。厚いものほど良質とされます。
巻きが厚い真珠は耐久性も高く、末永く愛用することができます。

< 光沢 >

真珠用語で「テリ」と言われます。
上質な真珠は、干渉色と言われる虹の様な輝きを放ちます。
テリの良い真珠とは、真珠層の厚い(巻きの厚い)真珠です。

< キズ >

養殖で育つ過程にできる凹凸のことです。少ないものほど良質とされます。
養殖期間の長い、巻きの厚いものほどキズが生じます。

< 形 >

より真円に近いものほど良質とされます。
貝の体内で自然に育つ真珠は、なかなか真円には出来上がりません。
「キズ」と同様に、巻きの厚いものほど凹凸が生じます。

 


真珠は ”テリ” で選ぶ

真珠を選ぶ際に最も重視すべきは「テリ」です。
真珠の美しさは厚い真珠層(巻き)から生まれるテリにあります。
低価格で売られている真珠は養殖期間が短い為に真珠層が薄く、美しいテリはありません。
また、養殖期間が短いゆえにキズが少なく、形は核のままの真円に近いものになります。
見た目のキズや形にこだわるよりも、まずはテリを確認してみてください。

pearl-01w3


日本の真珠

真珠は日本以外にもオーストラリアやインドネシア、タヒチなど、主に南洋の暖かな国々で作られています。
日本の真珠は、世界の養殖地の中で最も北に位置する海で採れる真珠です。
日本で生産される、あこや真珠の美しさの秘密は低い水温にあります。

あこや貝は夏の暑い時に真珠層をたくさん巻きます。
温かい海水によって真珠は成長し、真珠層を巻き続けますが、この時の真珠を取り出しても美しいテリはまだありません。
大きく成長する夏を過ぎ、冬に近づくと海水の温度は徐々に下がってきます。
冬の冷たい海水によってあこや貝の成長速度は緩やかになり、その結果、密度の高い真珠層で覆われ、きめの細かい真珠に仕上がります。
こうしたことは、樹木にも同じことが言えます。寒さが厳しい寒冷地の樹木が密度の高い丈夫な木材になるのと同じです。


豊かな海と森の関係

豊かな海と森の関係

海の生物の70%は、陸地に沿った沿岸域に生息しています。
最近、漁業関係者を中心に山で広葉樹の苗を植えたり、間伐などの森林整備を行う活動が広がっています。
海と森の間には、密接な関係があります。
森から生まれる養分をたくさん含んだ水は、川となって海に向かって流れていきます。
海に運ばれた養分は、海中の植物プランクトンを育み、貝や魚などが生息する豊かな海を作ります。

真珠の養殖

 

 

>真珠を劣化から守る「PS加工」

>真珠について よくある質問 Q&A