真珠を劣化から守る「PS加工」

[ 写真:左 ] 黄色に変色し光沢が失われた真珠

真珠のネックレスなど肌に直接触れるものの場合、汗が付着し真珠を劣化させてしまう恐れがあります。
劣化してしまった真珠は表面の光沢がなくなり、状態が酷くなるとヒビ割れ等が発生します。


真珠を汗から守る2通りの方法

① アルカリに強い蛋白を作る(不可能)
② 酸に強いカルシウムを作る

「PS加工(Permanent Shine)」とは、フッ素による化学反応によって真珠を酸から守る技術です。


真珠の成分と構造

<あこや真珠の成分>

・炭酸カルシウム 92.64%
・蛋白質 4.49%
・水分 0.59%
・その他 2.28%

真珠は0.3ミクロンから0.7ミクロンの炭酸カルシウムの層(真珠層)が積み重なって出来ています。
この真珠層から生じる光の干渉によって真珠特有の虹色が生まれます。

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昔ながらの技術「フッ素」

真珠の表面の主成分は炭酸カルシウムです。PS加工はフッ素による化学反応で真珠を酸から守ります。

この技術はとくに新しいものではなく、昔からその効果を認められ、様々なものに用いられてきました。
覚えている方もいらっしゃると思いますが、学校で行われてきたフッ素のうがいと同じ原理です。
フッ素のうがいをやると、歯磨きの不十分な子どもでも虫歯の発生を予防できるというものです。

(歯を構成しているエナメル質の97%はリン酸カルシウムの結晶です。)


PS加工の効果検証

<検証方法>
酢酸(Ph 2.5)に15秒間浸漬をし、水洗いを行う。これを3回繰り返す。

■PS加工を施した真珠

表面に形成されたフッ化カルシウムがしっかりと酸から守る

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電子顕微鏡写真

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■PS加工をしていない真珠

強い酸で真珠表面が傷んでいるのが確認できる

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電子顕微鏡写真

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末永く、真珠をご愛用いただく為に、当店でご購入頂く真珠ネックレスには全て「PS加工」を施します。

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